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■「文字を書くことは」

突然ですが、
 自分の子供がノートにどんなふうに文字を書いているか、その姿を見たことがありますか?


 ひょっとしてノートを見開きじゃなく、二つ折りにしていませんか?
 今の子供たちは、どうしてノートを二つ折りにしてものを書くようになったんでしょう?

 ノートは、机の上に、見開きのまま置く、私は、これが当たり前のように思っていたのですが、塾という商売をやり始めて「おや?」と思ったんです。

 机の上に閉じた問題集がある。その上に平気でノートを置く、当然グラグラの状態ですよね、そしてノートは見開きの状態ではなく、メモ帳のように半分にわざわざ折られている。
 もちろん、縦に折るわけじゃないですよ、その状態わかりますよね?
 するとノートは折られているので、さらに机と密着しなくなり、文字を書こうとするとフワフワの状態なんです。そこにものを書こうとするんです。いや、ずっとそうやってきてしまっているんですね。何の疑問も持っていない。

 そんな状態で文字を書くと、どんな字になると思いますか?もう言う必要もないよね。フニャフニャの文字です。

 そのフニャフニャの文字で計算したりするんですよ。自分で書いた字を読み間違えてミスをする。当然と言うば、当然です。

 算数や数学は、ミスをすると明らかに答えが違ってきますので、完全に「×」になります。だから、まあ、失敗したな〜ぐらいには、本人も思っていると思います。

 しかし、国語の先生に聞くと、ノートに漢字の書き取りをやらせると、やはりその調子らしく、間違いだと「×」をつけると、いや自分はこう書いたと主張するらしいんです。
 ところが、読む者にはそうは読めない字なので「×」をつける。すると「×」をつけた先生は、厳しい先生ということになってしまう。

 「俺流」とか「私はこういう人なの」という言葉を最近の子供はよく使います。

 まだ、小学生や中学生ですよ。まだまだ何にもわかってない子供が、「俺流」「私はこういう人なのよ」ですか。おかしいでしょう

 そういう「俺流」とか「私はこういう人なの」という言葉は、芸能人であれ、学者さんであれ、作家であれ、経験と努力を積み重ね、自分のやり方を確立し、周りからその実績を認められた「えら〜い人」が、ちょっとかっこよく言う言葉であるはずです。

 基礎・基本のちゃんとできていない子ほど、そういうことを言う。そしてそれを黙認している誰かがいるから、こういうことになってしまったわけです。

 「たかが、字の書き方ぐらいで…そんなに…」
 恐らく、これを読んでくださっている皆さんには、そんなことを思う人は、いないと信じたいです。

 学習の基本中の基本は「読み書きそろばん」です。その「読み」の次に大切な「書き」を軽んじてはいけません。

 絶対に、ノートはきれいにした机の上に、ちゃんと置いて、それも見開きの状態で置かせること。そして肘をつかないで、文字は書く。

 私は、今も、もちろん、そういう二つ折りノートをで文字を書いている子を発見すると、とことこと、その子のところに行き、「ちょっとまて」と無理やりノートの下にあるものをどけて、見開きにして「さあ、これでやれ」とやっています。

そして思うんです。
 「やっぱり、生徒に好かれるはずないよな〜」と…
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