志望校に合格させるために
ご子息を志望校に合格させてあげたい。これはどなたも同じ考えです。では、なぜ、志望校に合格させてあげたいのか、もう一度考えてみていただきたいと思います。
理由は、大きく2つに分かれるのではないかと思います。
1つ目は、本人の希望、つまり高校のイメージ、将来の夢や職業との関連、部活など好きなことができる環境の高校、友だちがいる、その他もろもろ…
2つ目は、親として子供の将来を考えてのこと、つまり将来少しでも活躍してもらいたい、好きな道に進ませてあげたい、また、できることなら経済的に安定して暮らしてもらいたい。
この2つの理由と現実の成績が、程度の差はあれ、入り交じって志望校というものが確定してくるのではないかと思います。
(1)今が最も大切な時
入学する高校によって、子供たちの人生がかなり左右されることは事実です。
お子さんとご両親で志望校を決められたとき、その高校を受験するすべての生徒との競争が始まります。入試は競争です。成績1番から定員の数までの順位に入らなければなりません。
この競争は、時間が限られています。あと1年もありません。現実に受験校が決定するのは12月の実力テストの結果で学校との相談で決められてしまいます。あと9カ月、この間で3年生の勉強と1年生、2年生の復習をすべてやらなければならないのです。1教科2カ月弱の時間で入試問題が解けるまでに力をつけなければ間に合わないのです。かなりのハイペースでとりかからないと、まず間に合いません。
今が、最も大切な時なのです。
(2)変則的三者一体
三者とは、お子さん本人・ご家庭・塾(私)のことです。
ここ数年、生徒たちは、私の予想を上回る伸びを見せ、一段高い志望校に合格してくれた生徒がたくさんいました。本当にうれしい限りです。つまり、私としてはかなりうまく行っていると思っています。
では、なぜ、うまくいったのか?
それは、ご家庭と私、私と生徒とのコミュニケーションがうまくいったからにほかなりません。
まず、ご父母の皆さんとお子さんとの間のコミュニケーションですが、これがこれからとんでもなく難しいことになってまいります。
男の子はもちろんですが、女の子も今は難しいときです。何か言えば反抗する、言わなければ勝手放題…最後には、親子げんか、でも、それはまだケンカというコミュニケーションを取れるだけマシな状態なのです。本当にひどくなると、子供たちはとてもいい子をふるまうようになります。これは成績や受験云々以前に「危険」な兆候です。下手をすると、そんな状態になる恐れもあります。
そんなことにならないように、私がクッション材として、生徒と私の間のコミュニケーションをとります。
もっと、簡単に言わせていただくと勉強のことについて、ガタガタ言うのは「私」に任せていただきたいということです。
これから、子どもたちは、恐らくはやりたくない受験勉強をやらないといけないわけです。どうしても、ストレスもたまり、精神的にも不安定な状態になります。私とご父母の皆さんで、それを支えてあげなければいけないわけです。
そのためには、私とご父母の皆さんの間でストレートな意見交換ができなければいけないと思っています。私とご父母の皆さんとの間にしっかりした信頼関係があってこそ、子どもたちは、私の言うことを聞いてくれるのです。
ご父母の皆さんが何回となく、この塾を訪ねてきてくださいました。また、電話も何人の方からもいただきました。私の方から電話を差し上げたこともたびたびございました。そのたび、「ちゃんと塾に行っていますか」、「子どもが英語のこの単元がわからないと言っていたのですが」とか、「最近、塾で居眠りをするんですが、何時に寝ていますか」…いろんな情報交換をしました。
どうか、遠慮なくお子さんのことを話をしてください、聞いてください。それが第一歩だと思っています。
(3)成績を上げるために
成績を上げるために、どうしてもご家庭でやっていただきたいことがございます。
まず、本人と志望校を決めてください。
「どこでもいいや」、これでは勉強するはずがありませんよね。
「行けるところへ行けばいいよ」失礼な言い方ですが、とても耳ざわりのいい、そして子どもにとっても親にとっても楽な言葉です。どんどん成績が下がっても「行けるところでいい」のでしょうか。お願いです。この2つの言葉は使わないようにしてください。本人のやる気が出てこないのです。
そして、本人と話し合いの上で志望校を決めてください。今の段階では希望で結構です。
まずは、子供たちが目指す目標をつくってあげてください。
(4)携帯電話について
時代とともに、子どもたちの周りには勉強の妨げになる誘惑がどんどん増えてきます。テレビ、コミック、そしてファミコンができて以来、家庭用ゲームが誘惑ナンバー1でした。次に、パソコンでのインターネット、メールと続きました。
ところが、ご存じのように、最近は、携帯電話が誘惑の完全なナンバー1です。子どもたちの多くが携帯電話を既に持っています。持たせる持たせないは、ご家庭での方針がおありでしょうが、受験勉強にとっては最大の敵と言ってもいいぐらいの影響を持っています。
特に、女子は要注意です。片時も離さず、常に画面を見ている女の子がどんどん増えてきています。彼女たちにとって、携帯電話は仲間や想いをつなぐ命綱のようなものになっています。すべての関係が携帯において成立していると思い込んでいるようなところもあります。
私の方でも、生徒たちには「携帯ルール」について、強く話をしたいと思いますが、ご家庭においても、お子さんと話し合って、最低でも、勉強時間は電源を切るとか、勉強時間は親の目の届くところに置いておくとか、何かルールをつくっていただければありがたいと思います。
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