これから1年間、みなさんは受験生です。
みなさんは、まだ何となく「勉強しなきゃいけないなあ〜」ぐらいにしか意識もしていないですよね。成績は勉強すれば、なんとなく上がるんじゃないかと思っていませんか?
そろそろ気がついていると思いますが、学校の実力テストや模擬テストの試験範囲はどんどん広くなって、今までのようなテスト前にちょっと勉強したから「できた」なんていうものじゃなくなっていくんです。
皆さんの今の成績でどの高校へ行けますか?資料などを見ればはっきり数字でわかるはずです。
皆さんも、内心、行きたい高校は何となく心の中に持っているはずなのです。よく、「俺なんかどこでもいいや」とか、「わたしは別に、行けるところでいい」なんて人に言っている人もいますが、実はそうじゃないですよね。ちょっと、人には言いたくない。そんな気持ちが強いんですよね。私だって同じように受験をしてきた人間です、そのくらいわかります。
本当にどこでもいいのなら、受験勉強なんかする必要もないし、ましてお金をかけて塾に行く必要はないですよね。
当然のことですが、だれもが行きたい高校へ行けるわけではありません。
当然、行きたい高校へ合格するだけの学力が必要になります。
これは勝負です。
勝つためには勉強しなければならない。それも少しでも早く始めた方が有利に決まっています。まだ、周りの人たちが本気になっていない間に差をつけてしまう。あるいは、追いついてやる。そんな気持ちが絶対に必要です。
○どうすれば、成績が伸びるのか。
なぜ、世の中には進学塾がたくさんあると思いますか。塾に来なくても成績がよく、すんなり松本深志や諏訪清陵に入ってしまう人もいます。でも、そういう人は別格です。普通の人は違うんですよ。
皆さんは、多分フツーの人です。でなければ、こんなもの読んでいませんよ。
普通の人は、かなり努力しなきゃならない。でも、その努力がなかなか得点に結びつかないんです。一生懸命やっているのに成績が落ちたり、一生懸命やる気はあるけど、実際には勉強が進んでいない。誘惑に負けてテレビを見ちゃう、遊んじゃう、携帯やっちゃう、ゲームやっちゃう…。
塾というところは、まず第一にその誘惑を無理やり取り除くところです。
最低でも塾に来ている時間は勉強させますからね。
そして第二に、皆さんの努力をできるだけ得点に結びつけるようにするところです。やたら細かい歴史の年号を覚えたり、テストには出ない分野に時間を割いたりとか、そういう「受験には無駄な努力」を極力少なくする。それが進学塾の仕事なんです。
私は19年間受験生を教え続けています。つまり受験のプロです。大丈夫、必ず合格させてみせます。そこらのアルバイト学生の講師と一緒にしないでくださいね。
○どれだけ勉強しなければならないのか
次に、計画です。まず作戦や計画を立てるには、相手を知ることが大切です。皆さんの相手、それは勉強です。
これから皆さんがやらなければいけない、その勉強ですが、一つの例として、教材のページ数で考えてみましょう。皆さんの中3の塾の教材は、英語3冊で約400ページ、数学2冊で300ページ、理科350ページ、社会200ページ、それに国語約200ページ、合計1250ページにもなります。
いったい1日どれぐらい勉強しないといけないんでしょう。週に1日休みがあるとして、300日勉強したとしましょう。すると1日当たり4.2ページ勉強しなきゃいけなくなるんです。
これだけ頑張って、やっと1回の勉強が終わります。同じところを1回勉強しただけでは、とてもとても力になんかなりません。最低3回はやらないといけないんですよ。
どうですか、問題集を1日10ページ以上勉強することを考えてみてください。1日何時間勉強しなければいけないかわかりますか?今現在、成績のいい400点以上取れる人が、今の成績を維持して、深志や清陵や二葉へ行くには少なくとも1日3時間以上は必要でしょう。
そんなに成績がよくない皆さんは、つまりこれから成績を上げなければいけない人はもっとやらないとどんどん離されていってしまうわけです。
○学校のテスト範囲に振り回されるな
実力テストは、悲しいことに、高校受験まで全範囲をうまく勉強できるように、計画的に範囲を決めて出題してくれません。いきなり社会は「地理全範囲」とかね、「こんなのどうやって勉強するんだよ」って言いたくなりますよね。だから、何もやらない子が出てきてしまうんですよ。せめて、「九州・四国・中国地方」みたいに分けてくれれば、それなりに勉強の仕方もあるし、やる気も出るんですけど、残念ながらそこまで考えてくれないですね。
したがって、学校の実力テストを目標に勉強していくと、偏った範囲だけの勉強になったり、全くやらなかったりなんていうことになりかねません。
だから、あえて言います。学校のテストの順位は、この際二の次にして、自分の計画どおり進めること、そして模擬テストの偏差値に注意すること。そうやって進めていけば、自然に学校の順位も上がるものなんです。
○計画を立てることが勝つための条件
さて、計画の話に話題を戻しましょう。
これから1年間あるわけですが、2月には前期選抜や私立受験もありますから、それまでには勉強はすべてが終了していなければなりませんので、10カ月で計画を立てます。
学校の先生たちは卒業までに全範囲を終わるようにしています。しかし、それでは君たちは受験に間に合いません。だから、特に後半は、自分で学校より先に勉強を進めていかなければならないことになります。よく、みんなが言う「そんなのまだ習ってないよ〜」は、言いわけにもならなくなるのですよ。
先ほども言いましたが、ものすごい量の勉強を思いつきの勉強ではできるはずがありません。計画です、計画を立てて、こつこつやらなければ成功しません。
○年間計画を立てる (年間計画例はこちら)
さて、計画を立てることが大切だということがわかっていただけたら、これから1年間の計画を立てることになるわけですが、まず、夏休みまでの計画を立てます。
夏休みを1つの区切りにして、それまでの遅れなどを夏休みに取り戻すようにしておきます。夏までが一つの勝負の分かれ目となるわけです。
ここで一気に差をつけてしまうことが勝利への第一歩です。
|
夏休みまでにやらないといけないこと |
|
| 理科 |
第2分野のまとめノートを自分でつくる。 |
| 社会 |
地理・歴史のまとめノートをつくる。 |
| 国語 |
漢字の練習と文法の基本問題をやる。 |
| (まとめノートについては後で説明あり) |
○勉強の仕方
塾で習っている教科についての勉強方法(英進塾の場合)
| 英語 |
塾では小テストを毎週のようにやることになります。その毎週やっていく小テストは、簡単なもので1日か2日勉強すれば100点です。 |
| 数学 |
塾でやった問題をもう1度やること。 |
| 理科 |
塾の復習をすること、第2分野のまとめノートをつくること。 |
塾で習っていない教科について
英・数・国の主要3科目は、ほとんど塾に来ていただいているとして、社会・理科の第2分野は自分でまとめノートをつくってください。もちろん、塾に来てくれれば、すべて授業中にやることになりますから、苦労することはありません。
まとめノートは参考書(買った方がいいですよ)や塾の教材、学校で買った教材を早く言えば、読んで大切なところだけを写していけばいいわけです。ただ、丸写しをすると大変ですから、太字とか黒字で重要な言葉のところだけ写すとか、複雑な図はパスするとか、長い説明は必要ようなところだけ書くとかすればいいわけです。
○まとめノートのつくり方
まずは、ルーズリーフ(ファィルタイプのノートのこと)を使うこと。これはページの入れ替えができる。後から追加することもできる、ノートが終わって、前のノートがどこに行ったかわからないということがない、複数の教科を1冊にまとめられる。など、ルーズリーフは最も効率がいいノートです。
書き方は、1行ずつ空けるぐらいゆったりしたスペースで書く。
1つの項目が終わったら、たとえ、そのページのほとんどがまだ空いていても、次のページに移ること、ノートをけちらない。
どうしてまとめノートが役に立つのか。
まとめノートは、自分でつくることに意味があります。ただ、参考書や教材を写すだけなんですが、この写す作業というのが、非常に重要です。
自分で参考書などを読む、それを書く、図を見る、図を写す、その作業をしているときはかなり集中できます。結果だけを覚えるのではなく、参考書ですから、その背景やいろんなことを読んで、理解し、そして写していくわけですから、それだけで頭に入るんです。だから、まとめノートをつくるだけでも、かなり力がついていきます。これが受験勉強なんです。
時間はかかっても、本当の実力がここでつくのです。
だから、本屋によく売っている。「ここが出る重要事項…」とかいう、ちっちゃい本を買ってきている生徒なんかがいますが、あれでは細かい背景や理由などがわかりません。結果だけ暗記しても、すぐに忘れてしまうんです。はっきり言って役立たずです。だめ、だめ…
まとめノートは、まとめた後にすごい威力を発揮します。問題を解くとき、必ずまとめノートを横に出しておく。ノートにまとめたことが必ず問題に出ます。そこでノートを開いて確認する。
でも、問題にはノートに書いていないことだって出てきます。そんなときは、調べたり、答えを見たりしたことで大切なことを、まとめノートに追加して書き込んでいきます。
そうすることで、どんどんまとめノートは成長していきます。まとめノートが成長していくということは、君の実力がついていくことです。
後から書き込むためのスペースがないと、ノートは成長できない。だから、最初にまとめノートをつくるときに、空きスペースを十分にとった書き方をしていないといけないわけです。
まとめノートを作らないとどうなるのか
私が毎年必ずまとめノートをつくりなさい、つくりなさいと何度言っても必ず、「たーだ、本を写しているだけじゃん、意味ないじゃん」と言うアホがいます。やっても意味のないことを、このおれが言うはずがないのだが…(おっと素に戻ってしまった)
そういう生徒はだいだい、少しばかり点が取れる生徒に多いですね。そして彼らは、人の言うことを聞く耳を持たない生徒が多いです。つまり、私のことを信じていないわけですから、私としても何を言っても聞いてもらえないのですから、これは、もうどうしようもないですね。
彼らの成績はどんどん下がっていきます。その生徒たちは、自分で問題集を買ってきて問題を解いていきます。わからないところは答えを写して、それで終わり。そんなことを問題集何冊分やっても、力なんかつきません。彼らの勉強方法は、中間テストや期末テストには何とかなったのでしょうが、実力テストや入試には通用しないのです。
そしていつもそうなんですが、秋も過ぎて、冬になろうとするときに、「先生、社会はどうやって勉強すればいいですか」なんて聞いてくる。「まとめノートをつくれ、今からでも何とかなる」と私は言う。
そこでまた2通りの生徒に分かれる。ある生徒は、「今からでもやってみます」、もう必死でつくりだす。やっとまとめノートができる。そして成績が少しずつ上がり出す。
でも、最初から私の言うとおりに、まとめノートをつくっていた生徒とは半年の差がある。その差はもう追いつくには余りにも大きすぎる。そして「やっておけばよかった」と後悔する。
そしてある生徒は「今からやってもしょうがないじゃん」と、またアホになる。もう社会はあきらめるしかないと思う。いや、本当は、社会はあきらめた方が楽だと、そう思っている。
そしてその生徒はいい格好して言う、「おれなんか社会捨てたぜぇ」と、もう本当にアホ丸出しだとも気がつかずに。
そして生徒は志望校の選択で困る、当然だ。最終的に志望校に逆にそいつは「捨てられる」ことになる。
できれば、皆さんにはそうなってほしくない。
やれば必ず役に立ちます。
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